○もくじ
1、 イメージセンサーの種類
1-1、イメージセンサーの役割
1-2、センサーサイズの違いで変わること
2、 解像度とセンサーサイズの関係
3、 付録・RAW撮影・RAW現像のすすめ
■カメラ選びに失敗しないための知識『イメージセンサーとは』
・SNSで投稿されている写真には目を見張るほどの美しい写真がありますがあの写真はどんなカメラを使用して撮影されているのでしょうか。
その鍵となるキーワードは『イメージセンサー』です
1、イメージセンサーの種類
今回は、「スマホ」のイメージセンサーから「35mmフルサイズ」のセンサー4種類について比較、解説をしていきます。
それぞれのカメラとイメージセンサーサイズを表にしてみました。
カメラの種類 | 搭載イメージセンサー(サイズ) |
スマホ | スマートフォン (6.2mm×4.6mm) |
コンパクトデジカメ | マイクロフォーサーズ (17.3mm×13.0mm) |
一眼カメラ | APS-C (23.6×15.8) |
フルサイズ一眼カメラ | 35mmフルサイズ (36.0mm×24.0mm) |
図にしてみるとこのようになります。下記の図を参照。

・スマートフォンと35mmフルサイズセンサーでは約13倍の大きさの差があります。
1-1、イメージセンサーの役割
・イメージセンサーはカメラのレンズを通過してきた光をデータとして記録します。記録された光のデータは変換・転送され、JPEGなどの画像として保存されます。
1-2、センサーサイズの違いで変わること
・センサーサイズは面積が大きくなることで描写性能が高くなるといえます。
そして、イメージセンサーは『画素』との関係で描写性能が変わります。
*画素とはイメージセンサーに搭載されている光を感知するセンサー部の細かさを数字で表したものです。 例)2420万画素
APS-Cサイズと35mmフルサイズで同じ2000万画素だった場合、フルサイズの方がイメージセンサーの面積が大きいのでひとつの画素が大きくなります。
ひとつひとつの画素が大きいことで写真の描写力が大きく高まります。
2、解像度とセンサーサイズの関係
・画素数はカメラの仕様で必ず明記されていますが、画素数は数字が大きいほど写真の質が上がるということではないので注意が必要です。
画素数が多いことで得られるメリットをいくつかご紹介してから注意点に進みます。
〇高画素であることのメリット
*一部分だけの切り出し・引き延ばしに強い。
*パソコン上でレタッチする際、拡大しても画質が維持される。
*描写される輪郭が低画素よりもなめらか。
・上記のメリットからいえること、高画素機は商業利用に強い。
ポスターや壁面広告に使用される場合では、写真の一部分が使われたり、大きく引き伸ばされたりします。雑誌の人物撮影では、肌に乗った小さなホコリや染みを調整するなどのレタッチが繊細に行われます。小さな画素が無尽に並んで描写するため、輪郭線のカクカク感がなくなり滑らかになります。
〇高画素の注意点
*画素のひとつぶが小さくなるため、ひとつの画素で受ける光の量が減り、暗所での性能が落ちる。→シャッター速度、ISO感度などの設定がシビアになる。
*ブレに弱い。三脚の使用が推奨される。
*一枚あたりのデータ量が多くなり、HDDを圧迫する。
*高価なフラッグシップレンズが必要。
*商業利用以外では高画素を生かしきれない。
・高画素機のメリットを最大に発揮するには高度な知識、経験が求められます。2400万画素あればA4サイズまでの印刷は可能であり、インターネットでの公開では1500万画素あればそれ以上は解像度の差はあまり感じないでしょう。
3、付録:RAW撮影・RAW現像
・Adobe Creative Cloud (Photoshop+Lightroom) といったソフトを使用することで写真の仕上がりを後から調整することができるのもデジタルカメラの醍醐味といえます。SNSでも映える写真を作ることができます。
ホワイトバランス、色調補正、ピクチャーエフェクト、様々な要素を撮影後に自宅で調整することができます。
一眼レフやミラーレス一眼では細かい設定が多く、写真を一枚撮るたびに設定を変えていたのではシャッターチャンスを逃してしまいます。
カメラでRAWでの撮影を設定し、自宅に持ち帰りRAW現像を行うことを意識するとシャッターチャンスに強くなり、写真の表現の幅も広がります。
RAWでの撮影もぜひ、取り入れてみてください。
まとめ
・センサーサイズは大きくなるほど性能が高くなる。
・画素数と大きな関係性を持つ。
・4000万画素を超える高画素は高難度。
・SNS投稿には「Photoshop」でのRAW現像で映える写真を。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。(^^)
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