カメラと写真の基礎知識『高画素機であることのメリットとデメリット』

こんにちは!

毎日、カメラや写真に関する疑問を解決することで、知識を深め、そして写真を美しく撮るための技術を身に着けようというコンセプトで毎日、記事を書いています。

最近、新しく発売される機種やフラッグシップ機などの高級機はなぜ「高画素」ではなく「低画素」のセンサーを搭載しているのか疑問を感じ、様々な考察を続けてまいりました。そして、写真の描写は必ずしも高画素である必要はないことを学びました。

そして次に生まれた疑問は『高画素』であることのメリットは何なのだろう、ということでした。

今日のテーマは『 高画素機 』についてです。

さっそく始めていきましょう。

『高画素機』の立ち位置

『高画素』のデジタルカメラというと皆様はそのようなイメージをお持ちでしょうか。

価格の面から見てもフラッグシップ機に次ぐ性能をもち、高画素であるために写真は細部まで細かく描写することができるだろうと考えるのではないでしょうか。

私も、低画素(1,200万画素や2,000万画素)の機種よりも5,000万画素を超えるような機種のほうが絶対的に美しい写真が撮れるだろう、と考えていた時期がありました。しかし、知識を深めていくうちに美しい写真を撮るためには、シチュエーションに応じた機種選びを行う必要性があることを知りました。

例えば、私のようなWebでの写真掲載をメインに考えると5,000万画素は手に余る、オーバースペックであったということです。(この考えに至った経緯は過去記事で紹介しておりますのこの記事の最後にリンクを貼らせて頂きます。)

では『高画素機』を必要としている方とはどんな人たちなのでしょう。

ズバリ、写真を職業としているプロカメラマンたちです。

プロカメラマンが高画素機を必要とする理由

『高画素機』はその名の通り、写真を撮るために搭載しているセンサーの画素数の数が標準的なデジタルカメラよりも多いことがその特徴です。

高画素であることで得られるメリットとしては商業ベース(雑誌、ポスター、壁面広告など)で使用される宣材写真の場面でその力が発揮されます。

人物を撮影する場合、肌の質感や染みなどのレタッチ作業が行われています。レタッチの作業ではパソコン上で写真の一部分を拡大しての確認作業が必須となります。

ポスターや、ビルの壁面広告では写真を大きく引き伸ばす必要があります。

雑誌用で撮影された写真などは、編集者の意図によって思わぬ使用用途の変更が起こり得ます。

芸術作品や文化財などはその細かいディテールを細部まで記録する必要があります。

そして、上記の例のどのような場合においてもトリミングによって写真の一部分だけが採用されることは少なくないでしょう。

使用用途が個人での鑑賞用であったり、撮影者自身のみで作品として完結できる場合であれば写真の使用用途の変更はあまり起こらないように思えますが、発注者である客先の意図による使用用途の変更に答えられる、オールマイティな使用用途が見いだせるのが『高画素機』である最大のメリットといえそうです。

高画素機であることのデメリット

メリットの後にデメリットを書くのは、あまり気が乗らない気がしますがせっかくなので学んだことを書いていきたいと思います。

まず、『高画素』であるがゆえ、写真を写すためのイメージセンサーの一つ一つの画素が小さくなってしまう、ということがあります。

画素が小さいことによって光を受け取る画素の面積が小さいということになり、暗いところでの撮影に弱くなります。輪郭線がはっきりしないシーンではオートフォーカスに迷いが生まれたりもします。

イメージセンサー内の画素が小さくなっても記録する「データの大きさ」は変わりません。5,000万画素なら1,000万画素と比べてデータの大きさは5倍となります。

記録データが大きいことによって、連射が遅くなる、バッファの回復時間が長くなる、HDDやSSDなどの記憶装置の容量を圧迫する、PCへの転送も時間がかかり、編集用のPCにも高性能が求められる。などとなります。

ただし、各メーカーもデメリットのは把握していることは当然なので、写真の写りにかかわる部分は、機種の高性能化によって今後は改善もされていくのではないでしょうか。(データサイズはどうにもならない気がしますね、、、。)

焦点は『高画素を生かしきれるか』

『高画素機』はプロの商業カメラマンにとっては必要不可欠なカメラであることは間違いないようです。そう聞くと、高画素のカメラを所有することで商業カメラマンとしての一歩を踏み出せる可能性もあるかもしれません。

余りあるほどの『高画素』を生かしきれるか、ポイントはそこに尽きるのではないかと私は思いました。

『高画素』を生かしきるには大三元レンズや単焦点レンズでもF値が1.8、1.4、などの高精度なレンズが必要となるシーンも多いようです。 

まとめ

プロが持つような高級なカメラを所有することは、カメラ、写真が好きならば当然の欲求です。予算がたくさんあるならば、フラッグシップ機からすべての機種を揃えて、その日の撮影環境に合わせて使い分けるのが真の理想だと思います。

しかし、予算が無限にあることなどそうはなく、制限ある予算の中で機材を揃えるのが世の常であると思います。

その場合、『高画素』であることのひとつの要素に盲信することなく、高画素であることのメリットを理解することが重要ではないでしょうか。

カメラの性能は一つ一つがそれぞれに長所も短所ももっている形で各メーカーからラインナップされています。自分に合ったカメラが選定できるよう、まずはカメラについて勉強して知識を深めましょう!

この記事がそのお手伝いができれば嬉しく思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

当サイトの過去記事

→ 『画素数』とは

→ 『解像度と画素数の関係性』

→ 画素数と解像度からみる『a7SⅢ』(1,210万画素のソニーの新型ミラーレスについての解説。)

よろしければまた次回もご覧になってみてください!(^^)!

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どうもありがとうございました!明日も良い一日を!

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