こんにちは!
本来であれば、この記事を書いている2020年は東京オリンピックが開催され、後世に長く語り継がれる記念の年となるはずでした。
しかし、新型コロナウイルス「COVID-19」の世界的感染爆発により東京オリンピック2020は翌年へと延期となりました。(2021年の開催についても危ぶまれていますが。)
予定通りオリンピックが開催されていれば、その記念の大会を高性能な新型のカメラで写真に残そうと考える方も多かったのではないでしょうか。
2020年はキヤノン、ニコン、ソニー、各社、ミラーレスカメラの発売が盛んに発表され、2020年10月の現在では、年内発売が話題となったモデルがほぼ、出そろったと考えられます。
そこで注目したのが、2020年に話題となったカメラは、ほぼすべてがミラーレス機であったことです。
そこで、今回は基本ではありますがそもそも『ミラーレス』と呼ばれるカメラにはどんな特徴があるのか探っていきたいと思います。
ミラーレスの呼び名の由来
ミラーレスと対義するポジションに存在するカメラが一眼レフカメラです。
ミラーレスの言葉の意味を考えるとそのまんま、「鏡がない」ですね。
対して、一眼レフは「レフレックス」、鏡で光を反射させるという仕組みを持っています。
もうお分かりですね、本来、カメラとして先に存在していたのが『一眼レフカメラ』で、一眼レフカメラから鏡の反射を利用する仕組みを取り除いたものが『ミラーレスカメラ』と呼ばれる所以です。
そこでちょっと立ち止まって考えてみましょう。
スマホやコンパクトデジカメのような手軽に持ち歩ける、小さなサイズのカメラも撮影する仕組みには鏡は使われていませんね。では、そのような小さなカメラもミラーレスと呼べるのでしょうか。
次の章で解説します。
ミラーレス機の定義
前章で投げかけた疑問の答えをさっそく、解決していきましょう。
スマホやコンパクトデジカメのような小さいカメラは「ミラーレスカメラ」と呼ばれることはありません。
ミラーレス機の定義、というと正確には「これがミラーレス!」といった定義はないのですが、ミラーレス機とはあくまでも、一眼レフ機と比べた時の鏡の反射を利用していないカメラ、と考えるのが正しい考え方となります。
一眼レフ機といえば、その時代に、プロカメラマンが使用している大きな筐体のカメラで、レンズは交換式、その堅牢性といえば戦争のような過酷な現場にも耐えられるような物までありました。
ミラーレス機も一眼レフ機と同様に、上記のような、高性能で、レンズが交換でき、堅牢性などもプロのカメラマンの要求に応えられるようなモデルである、ということが条件として存在します。
スマホカメラはスマホカメラ、コンパクトデジカメはコンデジ、とやはりその通りの呼び名というわけですね。
ミラーレス機の特徴
ミラーレス機の特徴を語るとなると、必要となるのはやはり「一眼レフカメラ」です。一眼レフカメラとの比較をしてまいります。
まずメリットですが、軽い、小さい、です。一眼レフ機はその性能の高さと、内部に鏡が跳ね上がるような機構を搭載しているため、筐体が大きく、重くなってしまします。
ミラーレス機では鏡を搭載していませんし、レンズから取り込んだ景色(光)を直接、撮像素子に届けて、その景色(光)を光学ファインダー(液晶ファインダー)と背面モニターに投影するような仕組みとなっているため、軽い小さいが可能となりました。
ミラーレス化による特徴は、先述した、光学ファインダーと背面液晶にも表れています。
まず、一眼レフでは鏡に反射した景色(光)を接眼窓から覗いて、被写体を確認していましたが、これは鏡に反射した景色なので私たちの肉眼で見る景色と相違ありません。
ですが、ミラーレス機は撮像素子に取り込んだ景色(光)をカメラ内でデジタル処理してから、光学ファインダー(接眼窓の液晶)と背面液晶の両方に投影しているため、カメラの設定がそのまま液晶に反映される形で確認できます。
明るさ補正やホワイトバランスなどの補正を効かせたままの景色を液晶で確認できる、といえばわかりやすいでしょうか。
近年、ミラーレス機が一眼レフ機の覇権を脅かしている最大の理由は、この液晶で見たままの写真が撮れる、ということではないでしょうか。
参考までにこちらの記事もご覧ください → 『一眼レフカメラとは』
ミラーレス機のこれから
ミラーレス機といえば、最近では数十万円もするような高級機種が次々と発売され、その性能も向上の一途をたどり、今や一眼レフカメラのシェアを脅かすほどの存在感を示しています。
ですが、一つだけミラーレス機が一眼レフにまだ勝てていない要素があります。
それは、フラッグシップ機と呼ばれる最高性能を持った機種が、ミラーレス機では一台も発売されていない、ということです。メーカーは各社ありますが一台もありません。
おそらくですが、一眼レフ機ではできるけど、ミラーレス機では技術的にまだ実現できない何かがあるのだと思います。
一眼レフ機は光の反射を接眼窓でそのまま見ることができる特性からスポーツなどの動体撮影に強いとされています。メーカーがミラーレス機の最高級機をフラッグシップ機と呼ばない理由は、ファインダーに写る像のわずかなタイムラグがネックとなっているのかもしれませんが、諸説あります。
ミラーレス機は、高画素タイプ、高感度タイプ、動画特価タイプ、性能を抑えたコンパクトタイプと特長別にいくつかの機種に分かれています。すべての長所を備えた機種が発売されればそれがフラッグシップ機となるのでしょうがそれはまだ先となりそうです。(2021年にキヤノンから「EOS R1」というフラッグシップ機が発売される噂はあります。延期されたオリンピックイヤーに合わせてきたのではないかとの噂です。)
最後にレンズについて
一昔前は、レンズの種類の豊富さでは一眼レフが圧倒的に勝っていましたが、近年、ソニー「純正Eマウントレンズ」で60本に迫る数が、キヤノン「純正RFレンズ・EFレンズ 合わせて40本ほどが発売されており、レンズ選びにも困ることはなさそうです。
タムロンやカールツァイスのレンズも含めれば相当な種類の中からレンズを選ぶことができます。
もう、ミラーレスが一眼レフにレンズで負けている、とは言えないような気がしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
これからはミラーレスがカメラ業界の覇権になると予想する方もいるぐらいにミラーレス需要は高まっています。
プロの写真家も、「もう必ずしも一眼レフである必要はない」と語っているほどです。ミラーレス、一眼レフの特長をしっかりと理解してこれからのカメラライフを充実したものにしていきましょう!
基本の知識ではあったと思いますが「これからカメラについて勉強していこう!」といった方の参考になればうれしく思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!
毎日、記事の更新をしておりますのでよろしければまたお越しください!(^^)!
ありがとうございました!
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