こんにちは!
皆さん、カメラを買うときにはカタログやメーカーのホームページなどでスペックを確認することと思います。
そして、カメラのスペック表には必ず『 画素数 』の表記がありますね。
その画素数のこと、正しく知っていますか?数千万画素といった単位で記載されている画素数ですが実際にはどのくらいの画素数があればカメラとしては優秀なのか。
この記事では「 カメラにはどのくらいの画素数が必要か 」を軸に画素数について考察してみたいと思います。
どうぞお付き合いをよろしくお願いいたします。
その1 画素とは何のこと?
画素数を語るうえでまずは『 映像素子 』といった言葉がでてきます。
「映像素子」とは、シャッターからの光を受光し、それを電気信号へと変換してデータの転送を行う、といった作業を行う半導体です。
その仕組みは光の受光部と、データを転送する部分との二つで構成されていて、それを一つの素子として『 1画素 』といった単位となります。光の受光部は光を受けて写真を描写しますがデータを転送する部分は描写をしません。写真の描写をするのはあくまで1画素の中の光を受光する部分ということになります。
1000万画素といったら先述した1画素が1000万個、搭載されているということになります。
そして、画素と画素は完全には密接しておらず、光の受光できない仕切り線のような隙間があるということです。
時に、画素数が高いと画質が低下する、と言われるのは「画素数が高くなることで画素と画素の隙間の数も増える」といった理由もあるようです。
ただし、カメラメーカーはその高い技術力でその部分もカバーしているであろうことはもちろんなので、画素数が多いことで必ずしも画質が悪くなるわけではないのでそこはご安心ください。
イメージセンサー、映像素子についてはこちらの記事もご覧になってみてください。
その2 画素数の求め方
画素数の数は、『 ピクセル 』とも相対的な関係にあります。
ピクセルとは映像を描写する際の点の数です。
例えば、約9500×約6300ピクセルは6100万画素。
約8200×5500ピクセルは4500万画素。
6000×4000ピクセルは2400万画素、となります。
その3 画素数と印刷との関係
そもそも、画素数が高いと何が良いのでしょうか。その点を考えていきます。
まず、画像を印刷した場合です。写真などを印刷する場合、1インチにどのくらいのピクセル数を描写するかを決定する単位としてdpi(dot Per Inch)やppi(Pixel Per Inch)が使われます。
dpiの値が大きくなれば解像度が上がり、dpiが下がれば解像度も下がります。個人での写真印刷であれば200dpiほどの数値があれば十分ですが商業目的での印刷になると350dpiが一般的に基準として使用されています。
写真を印刷する場合、カメラの画素数によって左右されるのはどこまで引き延ばしができるか、ということになります。
2400万画素を例に、印刷する用紙のサイズと描写されるdpiの関係性を見ていきましょう。
300dpi | A3サイズ |
200dpi | A2サイズ |
150dpi | A1サイズ |
上記の表から2400万画素で撮影された写真の場合、商業印刷に耐えられるのは「A3サイズ」程度ということがわかります。(わかりやすくするために用紙サイズで表記していますが専門的には数ミリ単位での表記になり、完全にこの限りではないことをご了承ください。)
撮影した写真の印刷可能サイズの確認方法もいくつかあり、自力で計算する方法や、解像度とピクセル数を入力するだけでサイズを自動計算してくれるウェブサイト→用紙サイズ一覧.com、PhotoShopなどでも確認できます。
まとめ
私自身、ミラーレス一眼の購入の検討中に「画素数の違いとは何なのだろう」という疑問を抱いての考察結果となりました。
疑問の種は学びの種になりますね。
画素数について正しく理解することで自分自身にとって必要な画素数がわかり、カメラ購入の機種選定の基準のひとつとなることと思います。
例えば、家族写真をL版で印刷するには500万画素あれば大丈夫、といった基準です。
もっと細かい部分まで深堀りしたい思いもありますがだんだんとDEEPな内容になってしまうので、そのDEEPな部分はそのジャンルの専門家の方々のサイトで見ていただけたらと思います。(私の記事はできるだけ簡潔にお伝えするのがモットーなので(笑))
今日も最後までご覧いただきありがとうございました!
もしよろしければTwitterなどでの記事の拡散にご協力をお願いいたします。
また次回もよしくお願いいたします。良い日をお過ごしください!
コメント
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。