ISO感度とは【読み方から設定の基本までを解説】

・もくじ

1、ISO感度とは何のこと?

  1-1、ISO感度の読み方と数値によって変わる種類

  1-2、ISO感度を上げた場合、下げた場合

2、ISO感度と関係のある設定

2-1、シャッター速度・絞り値(F値)との関係

2-2、シチュエーション別の設定方法

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1、ISO感度とは何のこと?

1-1、ISO感度の読み方と、数値によって変わる種類

ISO感度は[アイ・エス・オー感度]と[イソ感度]、どちらかの読み方が一般的です。どちらの読み方も間違いではないので使いやすい方で大丈夫です。

ISO感度は数値で表され、カメラによって設定できる数値の範囲が変わります。数値の範囲はカメラのカタログやメーカーのホームページで確認できます。

■カタログの記載例

【静止画撮影】:常用ISO感度:ISO100~102400、

   拡張ISO感度:Low(50)、High(204800)

【動画撮影】 :常用ISO感度:ISO100~205600、 

   拡張ISO感度:(51200/102400/204800)

 ISO感度は設定された数値によって「ベースISO感度」「常用ISO感度」「拡張ISO感度」の3つに分類されます。3つの違いを解説していきます。

〇ベースISO感度

上記の記載例の「常用ISO感度」はISO100から始まっていますが、この常用ISO感度の下限値、『ISO100の数値をベースISO感度』と呼びます。

ベースISO感度とは、カメラメーカーが考える、写真を最も美しく撮れる数値です。

〇常用ISO感度

常用ISO感度とはカメラメーカーが、この数値の範囲内であれば写真の画質を保障できる、と考える数値です。

〇拡張ISO感度

拡張ISO感度とは、常用ISO感度の範囲を超えて設定できるけど画質の保障はできません、といった数値です。

ISO感度の数値の違いで撮影にどういった違いが出るのかを解説していきます。

1-2、ISO感度を上げた場合、下げた場合

ISO感度を上げると、曇天、室内、等の周囲の照度が足りない撮影環境でも写真を明るく映してくれるようになります。ただし、感度を上げすぎるとノイズが発生します。

(ノイズとはドットサイズの、赤や緑の細かい画像の乱れが生じる現象です。)

ISO感度を下げた場合、ベースISO感度よりも下の感度(ISO感度50)ということになりますが、通常の照度がある環境下では白飛びが発生します。

2、ISO感度と関係のある設定

ISO感度を含めたシャッター速度、F値(絞り値)、3つの要素をまとめて『露出』と呼びます。ある一定の基準にバランスよく設定された露出を『適正露出』と呼びます。

2-1、シャッター速度・絞り値(F値)との関係

ISO感度を上げることで暗い場面での撮影に強くなる特性は先述しましたが、シャッター速度を遅く(長く)する、F値を下げる(絞りを開放する)ことでも暗いシーンでの撮影には強くなります。

しかし、シャッター速度を遅く(長く)するとブレが起こりやすくなります。

F値を開放するにしてもレンズの性能に左右されることもあり下げられる限界があります。

シャッター速度は被写体によって遅く(長く)できる限界があり、F値はレンズによって下げられる限界があるので、ISO感度で明るさを補正することとなります。

2-2、シチュエーション別の設定方法(参考例)

 〇晴天の屋外で走る子どもを撮影するときは被写体ブレを起こりづらくするためにシャッター速度は速く(短く)設定します。晴天であることを考えF値は低め(開放)~中程度にします。

照度は充分に確保できていると考えられるためISO感度はベースISO感度の[ISO感度100]に設定します。

 〇曇天の屋外で走る子どもを撮影する場合、シャッター速度は晴天時と同じ短く(早く)設定(被写体ブレ対策)。F値は低く(開放)に設定(曇天のため照度確保)。

 足りない照度を補うためにISO感度を上げる設定をしていきます。曇天程度であれば常用ISO感度の範囲内で充分と思われます。

 〇照明の薄暗い屋内で集合写真のような記念撮影をする場合、シャッター速度は適正に設定(早すぎると暗くなりすぎ、遅すぎるとブレの原因に)。F値は背景ボケを抑えるために高めに設定。(F値を下げると黒潰れの原因にも。)

 この状況ではカメラに取り込める光の量が不十分なためISO感度を上げて強制的に明るさの補正をしていきます。(できれば常用感度の範囲内で。上げすぎるとノイズの原因に。)

〇晴天の屋外で川の流れを表現する撮影に臨む場合、シャッター速度は長く(遅く)設定。F値は周囲の状況に合わせ任意の設定(下げすぎると白飛びの原因に)。

晴天の屋外でシャッター速度が長く、カメラへの光の取入れ量が通常よりも過剰なため、拡張ISO感度の[ISO感度50]に設定することで写真の明るさを調整できるようになります。

・上記の3例はほんの一例に過ぎませんが参考にして頂けたらと思います。

まとめ

 ISO感度は暗いシーンでの撮影には強力な補正効果を発揮しますが、カメラが強制的に画像を明るく見せるような補正をしているイメージなので、数値を上げすぎることでノイズが発生します。

 シャッター速度、F値(絞り値)、ISO感度、3つの要素を適正に設定することで白飛び、黒潰れの発生を抑えて、『Adobe Photoshop』 『Adobe Illustrator』などのソフトを使用してのRAW現像をより活用することができます。

 ISO感度の基本を理解することで写真ライフが楽しくなることは間違いなしです(^^)

 今日も最後までお読み頂きありがとうございました。より良い記事の作成を目指していきますのでまたよろしくお願いいたします。

 失礼します!

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